控訴とは、第一審裁判所（地方裁判所、家庭裁判所、簡易裁判所）が言い渡した判決に対し不服がある場合に、一審判決の確定を防止し、高等裁判所に新たな判決を求める不服申立てです。

判決の言渡しを受けた日の翌日から14日間以内に被告人または検察官が控訴することができ、第一審における弁護人、被告人の法定代理人・補佐人も、被告人のために控訴することができます。

控訴申立人は、控訴申立書を提出するほか、必ず定められた期限内に控訴趣意書を提出して、申立ての理由を明らかにしなければなりません。

申立理由は、法律問題（法令適用の誤り・訴訟手続の法令違反）のほか、事実に関するもの（事実誤認・量刑不当など）を含みます。